スターフォックスの舞台は「ライラット系」と呼ばれる場所です。
シリーズを遊んでいると、コーネリア、ベノム、ソーラ、フィチナ……といった惑星の名前が 次々に出てきます。でも「ライラット系って結局どういう場所なのか」は、 意外とはっきり説明されないままです。
この記事では、任天堂公式の記述だけを集めてライラット系を整理します。 そして「恒星ライラットはどこにあるのか」「ソーラは惑星なのか恒星なのか」という 長年の疑問にも、公式資料から答えます。
結論から先に
- ライラット系は「広大な銀河のほぼ中央に位置する惑星集団」(初代の取扱説明書)
- コーネリアは第Ⅳ惑星で、ライラット系の首都。系内人口の約85%が集中している
- ベノムは第Ⅰ惑星で、アンドルフが追放された辺境の惑星
- 名前の由来である恒星ライラットは、長らくゲームに登場しなかった
- **2026年、ついに公式が定義した。ライラットは「青色巨星」**である
- そして **ソーラは惑星ではなく、ライラットの「伴星」**だと明記された
- つまりライラット系は、青色巨星とM型星からなる連星系である
- さらに、スターフォックスの面々はライラット系の出身ではないらしい
2026年8月11日更新。 Switch 2 版のゲーム内図鑑「ホロメモリ」の内容を反映しました。 ライラット系の天体構成について、これまでで最も詳しい公式記述が出ています。
公式設定ライラット系とは何か
いちばん明確な定義は、1993年の初代『スターフォックス』の取扱説明書にあります。 任天堂公式サイトでPDFが公開されています。
ライラット系…。広大な銀河のほぼ中央に位置する惑星集団である。 ここに住む全ての生き物は、周りの星々が羨むほどの恵まれた環境の中で、 ゆったりとした時の流れを楽しんでいたのだった、あの男が現れるまでは——
——『スターフォックス』(1993年)取扱説明書(任天堂)
ここから分かることが3つあります。
- 「惑星集団」である — ひとつの星ではなく、複数の惑星のまとまり
- 銀河のほぼ中央に位置する — 銀河の中心に近い場所
- 恵まれた環境で、周りの星々から羨まれるほど豊かだった — アンドルフが現れる前は平和だった
『スターフォックス2』の取扱説明書でも「広大なライラット系」と表現され、 コーネリアは「ライラットの中枢」と書かれています。
なお表記について。任天堂の公式資料では「ライラット系」が基本ですが、 Wiiバーチャルコンソール版のページでは「ライラット星系」と書かれています。 公式内でも揺れがあります。
公式設定コーネリアとベノム
ライラット系を理解するうえで欠かせないのが、この2つの惑星です。
惑星コーネリア(第Ⅳ惑星)
初代の説明書に「ライラット系第Ⅳ惑星コーネリア」と明記されています。 アンドルフが生まれ育った星でもあります。
公式の説明を年代順に並べると、性格がよく分かります。
ライラット系惑星集団の首都「コーネリア」。 ペパー将軍を司令官とするコーネリア防衛軍の本拠地だが、 アンドルフ軍の攻撃により甚大な被害を受ける。
——『スターフォックス64 3D』公式サイト ステージ(任天堂/2011年)
ライラット系の政治や文化の中心であり、コーネリア防衛軍の本拠地でもある惑星
——Star Fox(Nintendo Switch 2)公式サイト(任天堂/2026年)
つまりコーネリアは、ライラット系の首都であり、政治と文化の中心であり、 軍の本拠地です。「スターフォックスヒストリー」でも 「かつては宇宙平和のリーダー的存在だった」と紹介されています。
2026年のホロメモリは、ここをさらに詳しく書いています。
惑星コーネリアはライラット系における政治・経済・文化の中枢を担う惑星であり、 その重要性からしばしば「ライラット系の至宝」と称される。 本惑星は星系内の重心位置に近く、理想的な気候条件と優れた利便性を有する。 その結果、系内人口の約85%がコーネリアに集中し、 温暖な気候帯に広がる多様な植生とあいまって大規模な文明圏を形成している。
——ホロメモリ「惑星コーネリア」(Star Fox/Nintendo Switch 2、任天堂)
「系内人口の約85%」。 ライラット系の人口分布についての、初めての数値です。
これは重要な情報です。コーネリアが落ちればライラット系はほぼ終わりということになります。 『64』でコーネリアが最初のステージであることの意味も変わって見えてきます。 シリーズが繰り返し「コーネリアを守る」話になるのは、そういう構造だからです。
そして「星系内の重心位置に近く」という記述にも注目してください。 初代説明書の「第Ⅳ惑星」という序数に代わって、 星系内での位置関係で説明されるようになっています。
さらに、地形についての記述があります。
また、コーネリアは壮観な岩石地形でも知られる。 海上へと伸びる巨大な石のアーチ、山腹から地下深部まで続く洞窟網など、 独自の地形構造が各地に散見される。 過去の宇宙戦争期には、市民が襲撃から逃れるため、 これらの地下洞窟を避難拠点として生活していた歴史が残る。
——同上
「海上へと伸びる巨大な石のアーチ」「洞窟網」は、 『64』のコーネリア面でくぐる、あの地形です。ステージの見た目に設定がついた形になります。
ただ、それ以上に引っかかるのが「過去の宇宙戦争期」という一語です。 アンドルフとの戦争より前に、別の戦争があったと読めます。 これに該当する公式設定は、現時点で確認できていません。
惑星ベノム(第Ⅰ惑星)
初代の説明書に「第Ⅰ惑星ベノム」と書かれています。
ここは**Dr.アンドルフが永久追放された「辺境の惑星」**であり、 のちにアンドルフ軍の本拠地になります。
完全にアンドルフ皇帝の軍事基地と化していた、第Ⅰ惑星ベノム。
——『スターフォックス2』取扱説明書(任天堂)
シリーズの最終目標はいつもここです。
ホロメモリでは、長年の疑問にひとつ答えが出ています。
アンドルフは追放されてから5年間、軍の監視をかいくぐって勢力を築きました。 なぜ気づかれなかったのか。
一つは、惑星ベノムの地殻に含まれる未確認物質の存在である。 この物質は長距離スキャンを拡散・反射する性質を持ち、 惑星地下に張り巡らされた広大な地下トンネル網の秘匿に一役買っていたようだ。 これによって、Dr.アンドルフはコーネリア防衛軍の警戒網の目をかいくぐって 実験を続け、勢力を拡大し、その牙城を強固なものとしたのである。
——ホロメモリ「惑星ベノム」(任天堂)
惑星そのものがアンドルフを隠していたということになります。 「辺境だから見逃した」ではなく、物理的に探知できなかったという説明です。
もうひとつ、大気についての記述があります。
惑星ベノムの酸素濃度は、他の居住適格地と比べると有意に低いが、 近年になって更に大気中の有毒物質の存在が判明し、 居住困難から居住不可へと再評価された。 この大気の変化が地殻変動によってもたらされたものなのか、 あるいはDr.アンドルフの非倫理的な実験による汚染の結果かは、現時点では不明である。
——同上
ここは書き方に注目してください。公式が「不明である」と書いています。
しかもこの有毒化は、ジェームズたちの偵察任務の場面につながっています。 ホロメモリのミッション・レポートには 「ベノムに到着したスターフォックスは、すぐにこの惑星の大気が有毒化していることに気がついた」 とあります。アンドルフの活動を示す最初の兆候だったわけです。
→ 追放の経緯は「アンドルフはなぜベノムへ追放された?」で扱います。
公式設定主な惑星・宙域
任天堂公式が紹介している天体を並べます。 同じ天体でも2011年と2026年で説明の書き方が違うので、両方載せます。
| 天体 | 2011年『64 3D』公式 | 2026年 Switch 2版公式 |
|---|---|---|
| コーネリア | 「ライラット系惑星集団の首都」 | 「ライラット系の政治や文化の中心であり、コーネリア防衛軍の本拠地でもある惑星」 |
| メテオ | (記載なし) | 「コーネリアの外側軌道を巡る小惑星帯。岩塊や微小な隕石が多数存在」 |
| セクターY | 「さまざまな謎を持つ「セクターY」宙域」 | 「Y字型をした特異な星雲で、比較的安定した宙域」 |
| フィチナ | 「全体の90%が何層もの雪に覆われた惑星」 | 「地表の大半が厚い雪と氷に覆われた極寒の惑星」 |
| アクアス | 「惑星のほぼすべてを海洋が占める水の惑星」 | 「表面のすべてが海に覆われた水の惑星」 |
| ソーラ | 「灼熱の惑星「ソーラ」。非常に高温な惑星」 | 「ライラット系第二の恒星。主星ライラットと比べると小さいが、表面には特有のプロミネンス噴出なども見られる」 |
| ゾネス | (記載なし) | 「かつてはリゾート地として栄えていた海洋惑星」 |
| タイタニア | (記載なし) | 「「禁断の惑星」と呼ばれる荒涼とした砂漠惑星。激しい磁気嵐が観測を妨げ」る |
| セクターX | 「科学的に解明できないさまざまな事故が多発する宙域」 | (未確認) |
| セクターZ | 「古くから多くの戦いが行われてきた宙域」 | (未確認) |
| マクベス | 「非常に豊かな鉱物資源によって、ライラット系の工業の中心として栄える惑星」 | (未確認) |
こうして並べると、ライラット系がひとつの社会として設計されていることが見えてきます。
- コーネリア = 政治・文化・軍事の中心(首都)
- マクベス = 工業の中心(鉱物資源が豊富)
- ゾネス = かつてのリゾート地
- ベノム = 辺境。流刑地として使われた
首都、工業地帯、観光地、辺境。 惑星がそれぞれ役割を持っています。 「惑星集団」という言葉が、単なる寄せ集めではないことが分かります。
そしてゾネスの「かつてはリゾート地として栄えていた」という書き方も気になります。 戦争によって荒れたことを示していると読めます。
公式設定恒星ライラットはどこにあるのか
ここから面白い話になります。
「ライラット系」という名前は、恒星ライラットに由来するはずです。 太陽系が太陽の名を持つのと同じことです。
ところがシリーズを遊んでも、恒星ライラットは出てきません。
この点について、キャラクターの生みの親である今村孝矢氏が 2011年のインタビューで答えています。
たぶん、太陽のようにあるんです。ゲームだとソーラが恒星のように見えますが、 あれは惑星なんで。
恒星ライラットはどこかにあるんですよ。きっと画面外のどこかにあるんです。
——今村孝矢(ニンテンドードリーム2011年9月号/Nintendo DREAM WEB再掲)
「きっと画面外のどこかにあるんです」。
2011年の時点では、恒星ライラットはゲームに出てこない、設定上の存在でした。
そして2026年、公式が定義した
Switch 2 版『Star Fox』の公式サイトを見ると、ソーラの説明にこう書かれています。
ライラット系第二の恒星。主星ライラットと比べると小さいが、 表面には特有のプロミネンス噴出なども見られる
——Star Fox(Nintendo Switch 2)公式サイト(任天堂/2026年)
「主星ライラット」。 2011年に開発者が「画面外のどこかにある」と語った恒星が、名前を持って明記されました。
そしてゲーム内のホロメモリには、さらに踏み込んだ記述があります。
ソーラはライラット系における第二の恒星であり、主星ライラットの伴星にあたる。 (…)M型星であるソーラは青色巨星ライラットと比べると質量も小さく、温度も低い。
——ホロメモリ「ソーラ」(Star Fox/Nintendo Switch 2、任天堂)
「青色巨星ライラット」。
これは大きな一歩です。名前だけでなく、恒星としての種類まで定義されました。 筆者が確認できた範囲で、ライラットの性質に踏み込んだ公式記述はこれが初めてです。
2011年に今村孝矢氏が「たぶん、太陽のようにあるんです」「きっと画面外のどこかにあるんです」と 語った星は、15年後に「青色巨星」という具体的な姿を与えられたことになります。
公式設定ライラット系は連星系だった
ここで、ライラット系の構造そのものが変わります。
ホロメモリのソーラの項目は、**分類欄に「伴星」**と書かれています。
伴星というのは、連星系で主星の相手になっている星のことです。 つまりライラット系は、ひとつの恒星のまわりを惑星が回る太陽系型ではなく、 2つの恒星がある連星系だということになります。
| 天体 | 種類 | 記述 |
|---|---|---|
| ライラット | 主星 | 青色巨星 |
| ソーラ | 伴星 | M型星。ライラットより質量が小さく、温度も低い |
そしてソーラの項目には、位置についての記述もあります。
セクターX、セクターY、セクターZという三つの特異な星雲構造のほぼ中間地点に位置するためか、 既存の物理では説明できない現象が度々発生している。
——ホロメモリ「ソーラ」(任天堂)
これも新しい情報です。セクターX / Y / Z が「三つの特異な星雲構造」として ひとまとめに定義され、その中間にソーラがあるという空間配置が示されました。
2011年の公式サイトはセクターXを「科学的に解明できないさまざまな事故が多発する宙域」、 セクターYを「さまざまな謎を持つ宙域」と書いていました。 その「謎」の中心にソーラがある、という配置になったわけです。
ホロメモリはさらにこう続けます。
一方で、プラズマ噴出によって岩塊状の流星体が放たれるなど、 通常の恒星では見られない活動も観測されている。 こうしたソーラ特有の現象は、前述の星雲群による影響と目される。
——同上
「岩塊状の流星体」。 『64』のソーラ面で降ってくる、あの岩です。 「なぜ恒星の表面から岩が飛んでくるのか」という素朴な疑問に、 セクター群の影響という設定的な説明がついたことになります。
そしてもうひとつ。
極端な高熱と熱核反応の性質から、ソーラには当然一切の生命が存在しないと考えられてきた。 しかし、直近の衛星監視からは生物らしきものの存在が確認されており、 研究者たちの間でも俄かに話題になっている。
——同上
恒星の表面に生命体がいるという記述です。 総評では、それがアンドルフ軍のバイオウェポンである可能性にも触れています。
描写から推測「惑星ソーラ」はどこへ行ったのか
以上を踏まえて、長年の疑問を整理します。
| 時期 | ソーラの扱い |
|---|---|
| 2011年『64 3D』公式 | 「灼熱の惑星「ソーラ」。非常に高温な惑星。」 |
| 2011年 今村孝矢の発言 | 「ソーラが恒星のように見えますが、あれは惑星なんで」 |
| 2026年 Switch 2版公式サイト | 「ライラット系第二の恒星」 |
| 2026年 ホロメモリ | 分類「伴星」。「M型星」 |
2011年は「惑星」で公式サイトと開発者の発言が一致していました。 2026年は「伴星」で、これも公式サイトとゲーム内で一致しています。
設定が変更されたと見るのが自然です。 ただし 任天堂が変更を説明した資料は確認できていません。
考えられる読み方はこうです。
- 見た目に合わせて整理し直した。 ソーラは見た目も挙動も恒星そのものです。「実は惑星」という設定を維持する理由が薄い
- 「主星ライラット」を定義する必要が生じた結果。 ライラットを青色巨星として定義するなら、ソーラとの関係も決めなければなりません。 ソーラを伴星にすることで、天体構成の全体が一度に片づきます
- もともと固まっていなかった。 今村氏の発言は「たぶん」で始まっています。開発者自身が断定していません
いずれにせよ、現行の公式設定では「ソーラは恒星(伴星)」です。 「惑星」と書かれた資料は2011年時点のものだと理解しておけば混乱しません。
おまけ:現実の天文学から見ると
これは完全に余談で、任天堂が意図したかどうかは分かりません。
現実の天文学では、青色巨星とM型星(赤色矮星)が同じ連星系にあるのは珍しい組み合わせです。 青色巨星は非常に明るく重く、寿命が短い星です。 一方のM型星は暗く軽く、きわめて長寿命な星です。
寿命の桁が違う2つの星が並んでいることになります。
さらに、青色巨星のそばに人口の85%が住む温暖な惑星コーネリアがあるという構成も、 現実の感覚では特異です。青色巨星は強烈な紫外線を放つ星だからです。
ライラット系は、現実の恒星系としてはかなり変わった構成として描かれている—— そこまでは言えます。 それが設定上の意図なのか、単に響きで選ばれた語なのかは分かりません。
描写から推測スターフォックスはライラット系の出身ではない
もうひとつ、公式資料を並べると見えてくることがあります。
『スターフォックス64 3D』公式サイトの登場人物ページで、フォックスはこう紹介されています。
惑星パペトゥーンの宇宙アカデミーでコーネリア防衛軍の士官候補生として学んでいたが、 父親の志を継ぐべく、新しいチームのリーダーに着任した。
——『スターフォックス64 3D』公式サイト 登場人物(任天堂)
そして公式ストーリーでは、ピグマの裏切りから脱出したペッピーについてこう書かれています。
命からがら脱出したペッピーは、故郷の惑星パペトゥーンに戻り、 ジェームスの息子、フォックスに父親の最期を告げた
——『スターフォックス64 3D』公式サイト ストーリー(任天堂)
パペトゥーン。 ここが彼らの故郷であり、フォックスが学んだアカデミーがある星です。
そして今村孝矢氏はこう語っています。
パペトゥーンは別の太陽系にあります。だからライラット系ではないんですよ。
——今村孝矢(同上)
つまり——
ライラット系を守る傭兵チームは、ライラット系の出身ではないということになります。
コーネリア防衛軍の士官候補生を育てるアカデミーが系外にあるという点も面白いところです。 コーネリアが「政治や文化の中心」であるなら、なぜ士官の養成は別の太陽系なのか。 ここは公式に説明がありません。
「別の太陽系」がどのくらい遠いのかに触れた資料がある
今村氏の発言は「別の太陽系」までで、距離には触れていませんでした。
その点に踏み込んでいる資料がひとつあります。 『スターフォックス64 3D』完全攻略本(2011年、ニンテンドードリーム編集部 編著)の P.91 下部、**「小ネタヲ送リマス」**という帯状のコーナーです。
フォックスやペッピーたちの故郷・惑星パペトゥーンは、 ライラット星系外の別の太陽系にあるらしい。 コーネリアから一万光年離れた場所にあり、 宇宙空間をワープすることで行き来しているようだ。
——『スターフォックス64 3D』完全攻略本(ニンテンドードリーム編集部 編著)小ネタ欄
分かるのは2点です。
- コーネリアから約1万光年
- ワープで行き来している
「別の太陽系」というだけでは、隣の恒星(数光年)なのか、 銀河の反対側なのかも分かりませんでした。 1万光年という数字が入ると、話が変わります。
光の速さで1万年かかる距離です。 通常の航行で通える距離ではありません。 だから「ワープで行き来する」という説明とセットになっているわけです。
そしてこれは、この記事の前半で見たライラット系の説明とも噛み合います。 ライラット系は「広大な銀河のほぼ中央に位置する惑星集団」でした。 1万光年なら、同じ銀河の中には十分収まります。
ただし、この記述は公式設定として扱いません。 これは攻略本の小ネタ欄であり、任天堂が直接出した資料ではありません。 書き手自身も「らしい」「ようだ」と留保しています。 任天堂公式の資料でこの数字を確認できたわけではない、という点にご注意ください。
なお、ワープ自体はゲーム内に存在する要素です。 『64』にはワープゾーンのあるステージがあり、 Switch 2 版のホロメモリにも「ワープゾーン」の項目があります (筆者はこの項目の本文を未取得です)。 星系をまたぐ移動手段としてワープが使われているという説明は、 作品の設定と矛盾しません。
→ フォックスの経歴については 「ジェームズ・マクラウドとは?」でも触れています。
まだ分かっていないこと
- 「過去の宇宙戦争期」とは何か。 ホロメモリのコーネリアの項目に出てくる表現ですが、 アンドルフとの戦争以前の戦争を指す公式設定は確認できていません。最大の宿題です
- 恒星ライラットが実際に画面に描かれた作品はあるのか(テキストでの言及のみ確認)
- ソーラの扱いが変わった理由。公式の説明は確認できていません
- 2011年と2026年の間の作品(『ゼロ』『コマンド』など)でのソーラの扱いは未確認です
- ライラット系にいくつの惑星があるのか。第Ⅰ、第Ⅳという番号はありますが、 全体像を示した公式資料は確認できていません。 なおホロメモリでは番号による呼び方が使われていません
- パペトゥーンがどこにあるのか。任天堂公式の資料では「別の太陽系」以上の情報はありません。 攻略本の小ネタ欄に「コーネリアから一万光年」「ワープで行き来」という記述がありますが、 誌面自身が「らしい」「ようだ」と留保しており、公式設定としては扱えません
- ホロメモリのセクターX / Y / Z、フィチナ、カタリナ、アクアス、ゾネス、タイタニア、 マクベス、ボルス、メテオ、エリア6、ワープゾーンの各項目は未取得です。 ここを埋めればライラット系の全体像がかなり見えるはずです
- ソーラで確認された「生物らしきもの」の正体
引用について。 ホロメモリの引用は、ゲーム内テキストの書き起こしにもとづきます。 筆者による原文表記の照合は未了です。
情報をお持ちの方がいれば教えてください。確認でき次第この記事を更新します。
まとめ
ライラット系は「広大な銀河のほぼ中央に位置する惑星集団」です。 首都コーネリア、工業の中心マクベス、かつてのリゾート地ゾネス、 そして辺境のベノム——惑星ごとに役割を持つひとつの社会として設計されています。 コーネリアには**系内人口の約85%**が集中しており、 シリーズが繰り返しここを守る話になるのには理由があります。
そして長年の疑問だった恒星ライラット。 2011年に開発者が「きっと画面外のどこかにあるんです」と語っていたこの星は、 2026年、「青色巨星ライラット」として公式に定義されました。
同時に、ソーラは惑星ではなくライラットの「伴星」になりました。 つまりライラット系は、青色巨星とM型星からなる連星系です。 セクターX / Y / Z という「三つの特異な星雲構造」の中間にソーラがあり、 そこで説明のつかない現象が起きている——という配置も示されました。
15年かけて、画面外にあった星に名前と姿がついたわけです。
最後にもうひとつ。スターフォックスの面々の故郷パペトゥーンは、 ライラット系ではありません。 彼らは外から来て、この星系を守っているのです。
その距離については、攻略本の小ネタ欄に**「コーネリアから一万光年」「ワープで行き来」**という 記述があります。任天堂公式の資料ではありませんが、 通常の航行では通えない距離だという感覚は伝わってきます。
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参考資料
- スターフォックス 取扱説明書(1993年)(任天堂/ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン WEB説明書・PDF)
- Star Fox ゲームシステム(任天堂/Nintendo Switch 2)
- スターフォックス64 3D 公式サイト ステージ(任天堂)
- スターフォックス64 3D 公式サイト 登場人物(任天堂)
- スターフォックス64 3D 公式サイト ストーリー(任天堂)
- スターフォックス2 取扱説明書:ストーリー(任天堂)
- VC スターフォックス64(任天堂/Wiiバーチャルコンソール)
- スリッピーは子供の頃オタマジャクシだった!『スターフォックス』シリーズの世界観を開発者に直撃!(Nintendo DREAM WEB/初出:ニンテンドードリーム2011年9月号)
- 『スターフォックス64 3D』完全攻略本 P.91「小ネタヲ送リマス」 (ニンテンドードリーム編集部 編著/アンビット発行・徳間書店発売/2011年8月31日/ISBN 978-4-19-863240-3)
最終更新: 2026-08-11
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